絹本著色欣浄縁図
- 所在地 前飛保町
- 所有者等地 曼陀羅寺
- 種類地 絵画
- 指定年月日地 昭和43年12月2日
「欣浄縁」とは、観経というお経の中で、古代印度の国王の后イダイケ夫人が、釈迦の教えによって、浄土の阿弥陀仏を信ずるに至った因縁を説いた一説の名で、本図はこれを表わした絵図です。この図の下部は、目蓮・阿難の両尊者を従えた釈迦が王宮に現れ、イダイケ夫人に教えを説いている場面です。上方右は釈迦が現出してみせた浄土の姿で、来迎雲をなびかせ、観音・勢至の両菩薩を従えた阿弥陀如来が描かれています。また上方左は、雲につつまれた釈迦と目蓮が描かれています。室町時代のもので、筆者は明らかではありません。
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