紙本著色文珠菩薩像
- 所在地 前飛保町
- 所有者等 慈光院
- 種類 絵画
- 指定年月日 昭和59年3月21日
文珠菩薩の一般的な描き方で、青色のうずくまった獅子に乗った形となっています。顔は温雅な表情で、垂髪で頭には宝冠をいただいており、光背が描かれています。法衣、天衣をまとい、胸には瓔珞をつけ、上膊には臂釧、下膊には腕釧をつけ、両手で如意棒を持っています。筆の運びは流麗で彩色もよく残っていて、肉身部に塗ったと思われる胡粉も残っています。画の部分は原形をとどめていたものの余白は破損が甚だしかったため、修理がなされています。慈光院が寺子屋をしていた折、学問の仏として弟子たちに参拝させていたもので、約400年前(室町時代末期)の作という寺伝があります。
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