絹本著色浄土五祖像
- 所在地 前飛保町
- 所有者等 曼陀羅寺
- 種類 絵画
- 指定年月日 大正7年4月8日
浄土の五祖というのは、中国の高僧で浄土宗のもとを開いた曇鸞、道綽、善導、懐感、少康の五人をいいます。法然上人が宋(当時中国にあった国の名)へ渡る重源という僧に依頼して五祖の画像を求めたところ、五人を一幅に画いたものを持ち帰りました。この画像は、今は京都の嵯峨二尊院に伝わっています。曼陀羅寺にある五祖像は、二尊院の画を模写したもので、一幅ではなく、五幅になっています。中央に曇鸞、右に道綽、左に善導、右端に懐感、左端に少康の画像を掲げるように出来ていて、対の五幅になっています。それぞれの像の上に賛があり、その僧の事績が書いてあって、中幅は楷書、左右の二幅は行書、両端の二幅は草書になっています。室町時代初期の作品で、曼陀羅寺では平素宝蔵に保管されています。昭和47、48年の2年にわたって、国の補助を受けて文化財の原形をそこなわないように修理が行なわれました。江南市として最も貴重な文化財の一つです。
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