ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(HPVワクチン)について
概要・内容
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば、50%以上が生涯で一度は感染すると言われている一般的なウイルスです。子宮頚がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等の多くの病気にかかわっています。特に、近年、妊娠前の若い女性の子宮頸がんの罹患率が増えています。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種することで、子宮頸がんを起こしやすいHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。また、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
予診票送付対象者
【令和6年度の送付対象者】
- 定期予防接種対象者:平成23年4月2日~平成24年4月1日生まれの女子
- 新たにキャッチアップ接種対象者となった方:平成19年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性
上記に該当する方には、3月下旬に予診票を送付しました。
新たにキャッチアップ接種対象者になった平成19年度生まれの方へ
令和4年度に送付した定期予防接種用の予診票は破棄し、新しいもの(アイボリー色)を使用してください。
令和6年2月28日までに3回目の接種が完了している方にはご案内はありません。
3回目を3月に接種した方は、予診票発送日に接種歴が確認できないため、予診票がご自宅に届きますので、ご了承ください。予診票を破棄していただきますようよろしくお願いいたします。
接種回数に関係なく予診票を3枚送付しますので、残りの必要回数分の予診票を使用し、接種済みの回数分は破棄してください。
予診票について
令和6年4月1日より、国統一様式になります。
令和6年の送付対象者にはアイボリー色の予診票を送付しております。
なお、令和4年、令和5年の送付対象者であった方の予診票(サーモン色)は、接種可能期間であれば引き続き使用できます。
キャッチアップ接種について
接種可能期間
令和7年3月31日(月曜日)まで
全部で3回の接種が必要になります。
- 予診票の有効期限(令和7年3月31日)を過ぎた場合には、全額自費での接種となります。
- 1回目の接種が、10月以降になった方は、下記の接種方法をとることが可能です。
実施医療機関
江南市、犬山市、扶桑町、大口町の接種可能な医療機関にて実施しています。
江南市、犬山市、扶桑町、大口町以外の医療機関で接種をする場合は、接種前に保健センターにて手続きが必要です。手続きには10日程度かかります。接種後の申請はできませんので、ご注意ください。
注意事項
1.接種前の注意
- 当日は朝から子どもの状態をよく観察し、ふだんと変わったところのないことを確認してください。予防接種に連れて行く予定をしていても、体調が悪いと思ったら、かかりつけの医師に相談の上、接種をするかどうか判断しましょう。
- 受ける予定の予防接種について、通知やパンフレットをよく読んで、必要性や副反応について、よく理解しましょう。わからないことは接種医に接種を受ける前に質問しましょう。
- 定期予防接種の対象者は、母子健康手帳を必ず持っていきましょう。キャッチアップ接種対象者は必須ではありません。
- 予診票は、接種する医師への大切な情報です。責任をもって記入するようにしましょう。
- 予防接種を受ける子どもの日ごろの健康状態をよく知っている保護者の方が連れていきましょう。なお、予防接種の効果や副反応などについて理解した上で、接種に同意したときに限り、接種が行われます。
2.予防接種を受けることができない場合
- 明らかに発熱をしている。(37.5℃以上の場合)
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな場合。急性で重症な病気にかかっている場合は、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
- その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな場合。
「アナフィラキシー」というのは通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。
汗がたくさん出る、顔が急にはれる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。 - その他、医師が不適当な状態と判断した場合
※麻しん、風しん、水ぼうそう、おたふくかぜにかかった人は治ってから4週間の間隔をあけて接種します。突発性発疹、手足口病などにかかった人は治ってから1~2週間の間隔をあけて接種します。しかし、いずれの場合も一般状態を接種医が判断し、その時点での予防接種の重要性を考慮し決定します。
3.予防接種を受けた後の一般的注意事項
- 予防接種を受けた後30分間程度は、医療機関で様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがまれにあります。
- 接種後、生ワクチンでは4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが接種部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動は避けましょう。
- 接種を受けた後、接種した部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。
まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
接種後に気になる症状が出たときは、かかりつけ医に相談してください。
- ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)(外部リンク)
- ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種(HPVワクチン)後に症状が生じた方に対する相談窓口について(愛知県ホームページ)(外部リンク)
- 愛知県医師会リーフレット (PDF 2.1MB)
- 厚生労働省 キャッチアップ接種対象者勧奨チラシ (PDF 633.4KB)
このページに関するお問い合わせ
健康こども部 健康づくり課(江南市保健センター)
〒483-8157 愛知県江南市北山町西300
電話:0587-56-4111 ファクス:0587-53-6996
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。