くらしのワンポイント(2020年7月)
除菌・消毒剤は正しい使い方をしましょう!
新型コロナウイルスの感染拡大により、除菌・消毒用のアルコール液剤の需要が増えています。PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)には、新型コロナウイルスに関連した相談のうち除菌や消毒をうたう商品について、2020年1月は3件、2月は67件、3月は375件、4月は392件の相談が寄せられました。
【相談事例】
1.薬局で、消毒用にとメタノールを勧められ購入後、返品した。店の対応に問題がある。
2.アルコール配合ハンドジェルを、新型コロナウイルスに効くと思い購入した。主成分の塩化ベンザルコニウムが新型コロナウイルスを含むウイルス全般に効くのか不安だ。
3.ウイルス感染症対策として通販サイトで除菌アルコール液等とうたう消毒液を購入したがアルコール濃度が低く効果がないものだった。
4.店舗が新型コロナウイルスの対策として次亜塩素酸で消毒をしているようだ。人体に影響がないか心配である。
手指からの新型コロナウイルスの除去には、流水と石けんを使った丁寧な手洗いが有効です。丁寧な手洗いができる場合はその後にアルコール消毒液を使用する必要はありません。
食器やドアノブ等の身近なものの消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用の塩素系漂白剤の成分)を、水で0.05%に薄めて拭いた後、水拭きをしましょう。その際は忘れずに換気をし、噴霧については吸ったり目に入ったりすると健康に害を及ぼす可能性があるため、行わないでください。
新型コロナウイルスの消毒に対して有効の可能性がある次亜塩素酸水は、現在、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による検証実験が行われているところです。
(次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは別のものです。混同しないよう注意しましょう。詳しくは、下記の外部リンク「NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について~よくあるお問い合わせ~」をご覧ください。)
また、相談事例で紹介したように、メタノールが含まれている商品を勧められたという相談がありました。一般的に消毒剤等に用いられるアルコールはエタノールやイソプロパノールです。メタノールは人体への毒性が高いので、絶対に消毒用として使用しないでください。
除菌や消毒をうたうような商品を購入、使用する際は、成分は何か、使用しても良い場所はどこか、希釈して使用する商品なのか等、広告や表示をよく確認してから使用するようにしましょう。
★トラブルの相談★
市消費生活センター 電話:53-0505
毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分
(祝休日および年末年始を除く)
★消費者ホットライン★
電話:188(イヤヤ!)
- 除菌や消毒をうたった商品について正しく知っていますか?-新型コロナウイルスに関連して-(外部リンク)
- NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について~よくあるお問い合わせ~(外部リンク)
このページに関するお問い合わせ
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〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5951
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