くらしのワンポイント(2021年1月)
トランポリンは正しく使用しましょう
近年、様々なトランポリンを取り扱う屋内遊戯施設の増加に伴い、公式競技で使用されるような高く跳躍できるトランポリンで気軽に遊ぶことができるようになりました。しかし、トランポリンは安全な遊び方を正しく理解していないと、落下や転倒、衝突により骨折や神経損傷などの重大な事故につながることがあります。
「遊戯施設(トランポリン)で遊んでいたところ、トランポリン外に落下し、左肘関節脱臼骨折の重傷」として、トランポリンによる重大事故等が、消費者安全法第12条第1項の規定に基づき、令和2年4月21日に通知されました。また、消費者庁で管理されている事故情報データバンクには、トランポリンに関する事故情報が平成22年4月から令和2年9月末までに40件、消費者庁と国民生活センターが共同で行っている医療機関ネットワーク事業に参画する医療機関からは平成22年12月から令和2年9月末までに100件寄せられています。
トランポリンに関する事故の事例
消費者安全法第12条第1項の規定に基づき通知された重大事故等
事故発生日 | 被害状況 | 事故内容 |
---|---|---|
令和2年 3月9日 |
重傷 1名 |
当該遊戯施設(トランポリン)で遊んでいたところ、トランポリン外に落下し、左肘関節脱臼骨折の重傷 |
状況別の事故事例
【事例1】1つのトランポリンで2人以上が使用して発生した事例(1)
同じトランポリンで跳んでいた子どもと衝突し、落下。口の中から大量出血し、歯が抜けた。
〔事故情報データバンク 令和元年9月 14歳男性 治療1週間未満〕
【事例2】1つのトランポリンで2人以上が使用して発生した事例(2)
トランポリンで遊んでいて転倒した際に、同じトランポリンで跳んでいた大人に踏まれ、左の太ももを骨折。
〔医療機関ネットワーク 平成29年4月 2歳女児 中等症〕
【事例3】難易度の高い技に失敗して発生した事例
学校のトランポリンで前方宙返りの着地の際に、右膝が右目のまぶたに当たり、眼球のくぼみ部分を骨折。
〔医療機関ネットワーク 平成30年6月 12歳男性 中等症〕
【事例4】着地に失敗して発生した事例
トランポリン使用中に着地に失敗し左手をついたところ、左腕の肘付近を骨折。骨接合術のため入院。
〔医療機関ネットワーク 平成29年4月 12歳男性 中等症〕
- 施設のルールを守って遊びましょう。
- トランポリンを初めて利用される方は、安定した姿勢で跳べる、低めの高さから徐々に体を慣らすようにしましょう。
- 公式競技にも使用されるような、高く跳躍できるトランポリンを使用する際は、危険性を理解した上で、無理のない範囲で使用しましょう。
- 1つのトランポリンは1人ずつ使用しましょう。
トラブルの相談
市消費生活センター 電話:53-0505
毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分
(祝休日および年末年始を除く)
消費者ホットライン
電話:188(イヤヤ!)
このページに関するお問い合わせ
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