くらしのワンポイント(2021年5月)

ページID 1009423  更新日 令和3年5月1日

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レンタカー・カーシェアのトラブルに注意

ドライブをする図

全国の消費生活センター等には、レンタカーやレンタカー型カーシェアリングといった「消費者が事業者から車を借りるサービス」に関する相談が寄せられています。ここ数年、相談件数は年間500件程度で推移しています。返却時の修理代に関するトラブルが多く寄せられており、その他には利用中に発生した車両の不具合に関するトラブル、カーシェアのトラブル等も寄せられています。

 

相談事例

返却時の修理代等に関するトラブル

【事例1】つけた覚えがない車体の傷を指摘されて修理代を請求された

数回利用したことがあるレンタカー会社に車を借りに行った。見るからに 使い込んである全面に傷だらけの車ではあったが、国産車で価格も安いので、傷は気にせず借りることにした。ところが、車を返却しに行くと、「助手席側のドアの縁に傷がついているので補償金を払ってください。」と言われた。そもそも傷だらけなのに、ついてもいない傷の修理代を返却時に請求されるのは納得がいかない。その後、修理代と休業補償等として、4万5000円を請求された。

利用中に発生した車両の不具合に関するトラブル

【事例2】レンタカーを借りて1時間走ったら警告ランプが点灯し走行不能になった

レンタカーを借りて1時間走ったら警告ランプが点灯したため、車を停車 し店舗に電話した。エンジンルーム内にオイルが漏れ、走行不能であることが分かった。店舗からは「ここで契約終了となる。自分で他の交通手段を手配してほしい。レンタル料金はキャンセルする」と言われた。不便な場所で発生したトラブルであり、店の対応に納得できない。

無人ステーションに起因するカーシェア特有のトラブル

【事例3】返却手続きが完了していなかった

カーシェアを利用後に車を返したが、インターネット上の返却手続きをし ていないと延長料金を請求された。車は終了時刻の10分ほど前に返却した。手続きは車両の返却に加え、アプリ内の終了ボタンを押さなければならないが、手続きをしたつもりだった。

消費者へのアドバイス

  • レンタカー等では、事業者によって保険や補償制度の内容や適用条件が異なり、事故等を起こした場合でも保険等が適用されない場合や、一定の自己負担が発生する場合があります。ホームページや店舗等で貸渡約款、利用ガイド等を確認し、利用料金だけではなく、保険や補償制度の内容、適用条件等を事前に確認し、納得した上で、事業者やプランを選びましょう。
  • レンタカーを利用する際は、時間に余裕をもって店舗やステーションに行き、内装も含めて車両の傷や汚れを確認しましょう。「覚えのない傷の修理代を請求された」というトラブルを防ぐためにも、車両の傷に気付いた場合、細かい傷であったとしても必ず事業者に報告し、利用前、返却後の写真を撮っておくと良いでしょう。
  • 事故や盗難には十分注意し、万が一故障、事故、盗難等が発生した際は、すぐにレンタカー等の事業者に連絡するなど、所定の手続きを行いましょう。所定の手続きを行わなかった場合、保険や補償制度が適用されず、修理代を自己負担することになる可能性があります。
  • カーシェアは、出発前の手続きが簡単、短時間でも借りられるなど、気軽に利用できるメリットがある一方で、普段利用していない車を運転する際に操作方法が分からず確認もできないケースがあるなど、「無人」に起因するトラブルも発生しています。利用前に事業者のホームページで操作方法を確認する、返却時は忘れ物やライトの消し忘れはないか等を確認し、返却手続きを確実に行いましょう。
  • 「高額な傷の修理代に納得できない」といった場合、レンタカー等の事業者に請求の根拠や内容についての説明、明細の交付を求め、納得してから支払いましょう。事業者の説明に納得できないなど、レンタカー等を利用してトラブルにあった場合には、可能な範囲で契約書や傷のチェックシート等、関連資料を準備した上で、最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう。

 

トラブルの相談

市消費生活センター 電話:53-0505
毎週月曜から金曜日 午前9時から正午、午後1時から午後4時30分
(祝休日および年末年始を除く)

消費者ホットライン
電話:188(イヤヤ!)

このページに関するお問い合わせ

企画部 市民サービス課
〒483-8701 愛知県江南市赤童子町大堀90
電話:0587-54-1111 ファクス:0587-56-5951
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